看護学部 看護学科 概要

看護学部 看護学科 概要

看護学部 看護学科

関西福祉大学の教育体制が可能とする充実した看護学部の学び

01 大学院生と交流しながら、時代が求める看護を学ぶ

関西福祉大学の特色は、大学院の博士前期課程(修士課程)や博士後期課程(博士課程)に在籍する看護管理者・研究者・教育者と、学部に在籍しながら交流できる機会があることです。大学院生は、医療現場の第一線で看護師として活躍している方や養護教諭として経験豊富な方などさまざま。大学院生との交流を通じて、課題解決に継続して取り組む姿勢にふれたり、「時代が求める看護」を学ぶことができます。知識・技術に加えて、社会や医療環境への高い意識や自分なりの看護観を養うことが、関西福祉大学ならではの学びです。

大学院生と交流しながら、時代が求める看護を学ぶ

02 看護学部生が主体的に研究を実践する「看護学生研究会」

看護学生研究会は、看護学生の主体的な研究の場として看護学部の学生全員が入会し、1年次から4年次の各学年から選出された看護学生研究委員を中心に、看護研究に関わる講演会などの企画および運営を行っています。また、在学生や卒業生、教職員だけでなく、実習などで協力を得ている医療・保健機関や地域の人々にも広く参加を呼びかけ地域医療や保健、福祉の向上につなげています。

看護学部生が主体的に研究を実践する「看護学生研究会」

03 看護実践における研究的態度を養う「卒業研究」

看護学部での研究能力の育成は、1年次の「教養ゼミナール」にはじまり、4年次の「卒業研究」と段階的に行われます。特に4年次の卒業研究は3年間で学んだことから、疑問や興味・関心をもった看護上の現象や問題点について探究し、研究課題を見つけ、自らが選択した看護のテーマについて、研究手法を選び、データの収集、解析、解釈、考察を通して得た知見を卒業論文としてまとめ、研究の基礎能力を学習します。1年間かけて指導教員のもとで継続的に探究し、論文が完成するまでのプロセスにおいて、学生の“学びへの主体性”と達成感からくる“自己肯定感”が向上し、人としても成長することが期待されます。

関西福祉大学の教員が取り組む研究例

  • ■ 特別支援教育における養護教諭のコーディネーション行動自己評価尺度の開発
  • ■ 高齢者の介護予防における「連想法」の効果の検証
  • ■ 疼痛に対する看護ケアは快情動を誘導することで鎮痛に至ることを証明する実証研究
  • ■ 在宅重症心身障がい児の社会化を図る親教育支援プログラムの開発
  • ■ ビッグデータの分析によるソーシャルメディアを利用した育児支援の方策に関する研究
  • ■ 地域における母乳育児の継続に影響する夫へのサポートシステムの開発
  • ■ アウトカム基盤型教育の評価指標としての精神科看護キャリア コミットメントの概念生成
  • ■ 地域で生活する知的障がい児・者の性に対する看護・福祉協働支援
  • ■ がん合併妊娠患者および家族と医療者の共有型意思決定モデルの構築
  • ■ シリアスゲームを用いたiNPH認知症ケア教育教材の開発
  • ■ 小児糖尿病患者用災害対応マニュアルの開発とその有用性
  • ■ ICU看護師の終末期ケア尺度の開発

国家試験・採用試験突破のための取り組み

関西福祉大学では「授業・実習」「対策講座」「模擬試験」の3つの軸で合格をめざします。国家試験に関連する「授業」では1年次から確認テストを実施し、「実習」前には国家試験を見据えた実習の見方などを解説します。また、低年次より「模擬試験」を実施し、それにつながる「対策講座」を学内の教職員や外部講師により効果的に実施していきます。

国家試験・採用試験突破のための取り組み

活躍の幅を広げる4つの資格・免許の取得モデル

看護師取得モデル

「患者様のために何ができるか」を主体的に考え、積極的に行動する看護職者を育成します。それは、時代が求めるチーム医療の中心的人材でもあります。

めざす進路
病院、研究機関 など

看護師+助産師取得モデル

女性の生涯を通じた周産期や性・生殖分野の高い専門性を養います。同時に、医療専門職としての倫理観を身につけ、母子とその家族の健康と地域医療を支える助産師を育成します。

めざす進路
病院、助産所、母子健康センター など

看護師+保健師取得モデル

疾病予防と健康管理についてより深い知識と技術を修得。心身の健康をはじめ、生活習慣病や育児、感染症などへの相談や高齢者の在宅ケアにも対応できる、セルフケアを支援する保健師をめざします。

めざす進路
保健センター、保健所、企業 など

看護師+養護教諭取得モデル

看護の知識や技術に加えて、学校保健学や教育心理学など、教員としての知識を修得。医療の専門性を活かして、幼児・児童・生徒のケガや病気の手当、保健教育など、より的確に養護教諭としての役割の担える人材を育成します。

めざす進路
学校、教育機関 など
  • *看護師(国家試験受験資格)は卒業の必須条件です。その他の免許は3年次に選択します。
  • *保健師課程選択については、3年次に履修者(24名程度)を決定します。
  • *助産師課程選択については、3年次に履修者(6名程度)を決定します。

取得できる資格・免許

看護師(国家試験受験資格)
病院や診療所など医療機関や施設において、医師の指示のもと、診療の補助を行っています。また、病気やけがのために療養している患者や妊産婦、その家族に対して、退院後の生活を見通した助言・指導を行って不安を取り除くなど、心と身体の両方を支援します。
保健師(国家試験受験資格)
都道府県・市町村の保健所・保健センターなどで健康教育・保健指導などを行い、疾病の予防や健康増進など公衆衛生活動を行う地域看護の専門職者となるための国家資格です。看護師国家試験に合格した上で、保健師国家試験に合格する必要があります。
養護教諭一種免許状
学校その他の教育機関において、保健室などで在学生(幼児・児童・生徒)のけが・疾病などの応急処置を行ったり、医療機関受診の要・不要の判断などを行います。また、健康診断・健康観察などを通して心身の健康を保持・増進する活動を行います。
助産師(国家試験受験資格)
病院や助産所など医療機関や施設において、妊産褥婦や新生児の保健指導等を行う国家資格です。看護師国家試験に合格した上で、助産師国家試験に合格する必要があります