教育学部 児童教育学科 児童教育コース

教育学部

公立小学校教員採用試験合格実績

「21世紀型学力」を育てる教育方法を学べる

教員・設備・地域との連携が「ここにしかない学び」を支える

地域の教育関連施設を舞台としたボランティア活動を活発に行っています。施設の取り組みやその活動のねらいなど、理論的背景への理解を深めながら、それらが実際にどのようなかたちとなって運営されているかを学びます。

授業改善と子どもたちの学力向上をめざした
「ICT」の活用方法が学べる

小学校をイメージした模擬教室には電子黒板やタブレットPCなどICT機器が整備され、講義や学生によるプレゼンテーション、模擬授業などで活用しています。単に「ICTを使用できるようになる」のではなく、ICTを活用し授業の改善や子どもたちの学力向上をめざした指導法を修得できるような学びを展開しています。

わかる楽しさと学ぶ意欲を引き出す「アクティブ・ラーニング」

グループに分かれてのディスカッションやプレゼンテーション、専門家も交えての質疑応答など、「考える力」「伝える力」をさまざまな方法で養っていくアクティブ・ラーニング。自分なりの答えを探し出す体験が、学ぶ意欲を高めます。

最先端の学び方・教え方を修得!「反転授業」

先生から教わることに軸足を置いていたこれまでの授業に対し、予習したうえで授業では議論することや考えを深めることに軸足を置くのが「反転授業」。考える力、学ぶ力を養うために適したこの授業スタイルを体験し、指導方法を学びます。

認定心理士を取得した教員をめざせる

「心理」「教育」をテーマに、幼児期から思春期を体系的に学ぶ
小学校の6年間は、心身ともに大きな変化を経験する時期です。また、成長度合いは個人によって大きな差があります。これらのことを理解し、授業や日頃の生活指導にどう活かしていくか。そのために必要となるのが、心理学と教育学という2つの分野からのアプローチです。
主な心理学系科目
  • 心理学概論
  • 心理学基礎論
  • 教育心理学
  • 保育の心理学
  • 発達心理学
  • 社会心理学
  • 臨床心理学
  • 認知心理学
  • 心理療法
  • 心理測定法
  • 心理学基礎実験
  • 心理検査法実習
  • カウンセリング概論
  • 青年期の発達心理

指導力

授業のなかで子どもの変容が感じ取れる学びを展開
教員には、子どもの心理や行動に関する深い知識が不可欠です。同時に、授業などで子どもたちを指導する、プロの技術も求められます。これら2つの要素を身につけることで、子どもたちに安心感を与え、信頼される先生として活躍することができます。

子どもを理解する

子どもは何に驚き、何を不思議に思う?
子どもの反応をイメージする
例えば、燃えている炎を見て子どもはどのように反応するのかをイメージ(予測)します。「明るい」「熱い」「揺れている」「輝いている」など、年齢に応じて異なる反応を見せます。これは、これまでの体験からさらにイメージを膨らませるからです。

教師の役割を理解する

授業のねらいは?展開は?
指導者としての役割をイメージする
燃える炎を見せることで、何を子どもたちに伝えたいのか。子どもの反応に対して、先生はどんな言葉を返すのか。授業で行われる子どもとのやり取りをイメージしながら、授業の「ねらい」へと子どもたちを導きます。

信頼される先生

豊富な模擬授業を通して、
子どもたちと協働する現代の指導法を身につける
教える内容が決まっており、一つの答えに導いていくのが教師であり、授業であるといったイメージから、子ども自身の体験から生まれる言葉を用いて考えを作っていく授業づくりをめざします。このような授業イメージをもつために、子どもの論理発達に合わせた模擬授業を行って、指導法を身につけていきます。

採用試験突破をバックアップする学内ダブルスクール&試験対策講座『志塾(こころざしじゅく)』

教員として活躍するための必須のハードルである、教員採用試験。関西福祉大学では、単位を取得するためのカリキュラムに加えて、教員採用試験の突破をめざした講座やプログラムも実施。教員の充実したバックアップのもと、同じ目標をもつ仲間が切磋琢磨して夢の実現をめざしています。

実技プロジェクト

教員採用試験に合格するための大きなポイントとなっているのが、実技試験。自治体や学校ごとに試験内容は異なりますが、例えば2020年度の兵庫県の場合は歌唱、楽器の演奏、バスケットボール、マット運動の試験が行われています。
また、同年の神戸市の場合は、水泳、跳び箱、マット運動です。これらの科目に取り組むのが関西福祉大学の「実技プロジェクト」。音楽、図工、体育など、採用試験で実施される科目について、通常の授業とは別枠の時間を設け、専門家による指導を行っています。集中的な訓練によって苦手意識を克服し、自信をもって採用試験に臨むことができます。

模擬試験

教員採用試験に合格するための大きなポイントとなっているのが、実技試験。自治体や学校ごとに試験内容は異なりますが、例えば2020年度の兵庫県の場合は歌唱、楽器の演奏、バスケットボール、マット運動の試験が行われています。
また、同年の神戸市の場合は、水泳、跳び箱、マット運動です。これらの科目に取り組むのが関西福祉大学の「実技プロジェクト」。音楽、図工、体育など、採用試験で実施される科目について、通常の授業とは別枠の時間を設け、専門家による指導を行っています。集中的な訓練によって苦手意識を克服し、自信をもって採用試験に臨むことができます。

外部講師による対策講座

法令など、教員採用試験には、大学の授業では学ばない特有の知識が求められる分野があります。その対策として、東京アカデミーなどによる専門の講座を学内で実施しています。

学習ステーション

2017年4月から「学習ステーション」がスタートしました。学部や学年にとらわれず、関西福祉大学の学生であれば「いつでも、だれでも、何度でも」利用することができます。平日の午後には、さまざまなプログラムも開講しています。学習ステーションは学生の学びを通した居場所となっています。

教育実習

多くの学生は教育実習に対して、期待とともに大きな不安を抱いています。関西福祉大学では事前の学習や1・2年次の科目構成により、万全の態勢で教育実習に臨むことができる指導を行っています。また、事後の学習にも力を入れ、実習での学びを定着させて、教員として必要な実践的スキルに結びつける教育を展開しています。

01 先生の仕事・子どもの行動・学校の活動を知る

学習指導や掃除などの生活指導、そこにおける先生や子どもたちの行動を観察します。先生という立場から1日の流れや関わり方を学びます。

02 先生の仕事・子どもの行動・学校の活動を理解する

観察し、流れを把握した活動に対して、その意味やねらい、より良く行うための方法を考えます。子どもの輪のなかに入り、ともに行動して過ごします。

03 先生の仕事を実践する

実際に授業を行ったり、子どもとともに活動を行うことで先生の仕事を実体験します。これまでに観察し、理解を深めてきた内容を実践するステップです。

04 先生としての自覚を深める

一つの授業だけでなく、子どもたちが登校してから下校するまでの間に必要なすべての役割を担当。「学級担任」を経験し、先生としての自覚を深めます。

実習 学年 コース 前期 後期
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2年次 児童教育
コース
(全員)
        介護等体験
【福祉施設】
5日間
介護等体験
【特別支援学校】2日間
 
3年次 児童教育
コース
(小・幼)
教育実習指導(小)       教育実習ⅠⅡ(小)20時間        
教育実習指導(幼)         教育実習ⅠⅡ
(幼)
10時間
         
保育士 保育実習指導Ⅰ 保育実習Ⅰ
【施設】
10日間
保育実習指導Ⅱ 保育実習Ⅰ
【施設】
10日間
保育実習Ⅱ
【施設】
10日間
     
4年次 児童教育
コース
    教職実践インターンシップ【小学校・保育園・幼稚園等】
5日間(30時間)
       
演習 1年次 共通 大学入門実習Ⅰ     大学入門実習Ⅱ    
2年次 教育基礎演習Ⅰ     教育基礎演習Ⅱ    
3年次 教育専門演習Ⅰ     教育専門演習Ⅱ    
4年次 児童教育
コース
卒業研究     卒業研究    

主な実習先

小学校は地域の個性が表れやすく、保護者だけでなく地域住民全体とのつながりが深いという側面をもちます。そこで教育実習は、赤穂市をはじめとした近隣地域の教育委員会と連携して実施。地域の特性や地域ごとの課題を把握し、それらに即した子どもとの関わり方を学んでいきます。

各教育委員会より、地域の小学校に配属されて実習を行います。
【兵庫県】赤穂市、上郡町、相生市、たつの市、姫路市、加古川市、神戸市、高砂市、宍粟市、佐用町
【岡山県】備前市、倉敷市
※年度により異なります。