大学からのお知らせ

学生・教員の活動

2019.12.16

2019年度コミュニティアワー報告会を開催しました【社会福祉学部】


2019年12月15日(日)、9:10~14:50、関西福祉大学2号館A100大講義室において、2019年度コミュニティアワー報告会が盛大に開催されました。
この報告会は2回生が演習・コミュニティアワーⅡという授業で取り組んだ1年間の成果を発表する場です。
今回のテーマは、「夢と未来を創り繋ぐコミュニティ」。コミュニティアワーの実践は、夢を創る、未来に繋ぐとの思いが込められています。

今年度の報告会は、各ゼミがお世話になった関係者ばかりにとどまらず、一般の市民の方々も駆けつけてくださりおよそ230名が集いました。

報告会では、岡﨑ゼミは新しい何かを求め、平林ゼミは人間に違いのないことを認め、萬代ゼミは元気の素を引き出し、高田(豊)ゼミは輝く支援をおこないました。八木ゼミは実践者の語りに傾聴し、溝端ゼミは包括的な交流を志向し、谷口ゼミは開拓的挑戦的に明日を見据え、谷川ゼミは地域のつながりに着目していました。

総じて、夢を創るコミュニティ、未来に繋ぐコミュニティを描き出すような各ゼミによる内容豊かな報告会であったと総括できると思います。

↓各ゼミの取組みや報告内容はこちらから↓

地域の課題に取り組む「コミュニティアワー」とは?

コミアワとは

コミュニティアワーとは、学生が、教室の外に出て、自分たちの住む社会環境と直接ふれあい、福祉実践の基である“コミュニティ”を実際に観察し、得られる経験を通して、“社会福祉”とは何かを考える開学以来続く社会福祉学部の特色ある授業のひとつです。
2年次のゼミ(演習)クラスごとにテーマを設定し、1年間をかけて調査・実践・報告会を行います。

なぜ地域で行うのか?

地域で行うフィールドワーク

社会福祉士を取得するための学外での実習は、社会福祉施設や福祉サービスに関連する場所でしか行われません。しかし、社会福祉を考える場合、福祉施設だけではなく、外部を取り巻く社会環境にも目を向けなければなりません。
この生きた地域社会を学習の場にするコミュニティアワーは社会福祉士(ソーシャルワーカー)をめざすうえで、大切な学びとなります。

どんな力が身につくか?

地域で行うフィールドワーク

地域の多様な人々の生活課題を実感でき、その経験を通して、何がニーズであるかを見立てる力が身につきます。
また、ゼミのメンバーと活動をすることで、折り合いをつける力やコミュニケーション力が身につき、将来必要となる多職種連携の基礎となります。