大学からのお知らせ

学生・教員の活動

2013.01.24

社会福祉学部3年次生が学内および地域の小学校、知的障がい者施設で「福祉講座」を実施


社会福祉学部3年次生が企画した「福祉講座」が大学内および地域の小学校、知的障がい者施設で1月15・22日に実施されました。

近年の社会福祉活動では、地域を基盤としたソーシャルワークの知識と技術が求められています。

関西福祉大学 社会福祉学部の講義「社会福祉演習Ⅱ」では、社会福祉士に求められるソーシャルワークの知識と技術を習得し、問題解決できる力を身につけることを目標に、少人数のクラスに分かれグループワークやロールプレイなどを行っています。

その中で、萬代クラスおよび米倉クラスでは、2年前より「地域の中で福祉講座を計画する」というテーマのもと、学生が自由に企画案をプレゼンテーションしてもらい、選ばれた企画を実際に準備、実施するといった取り組みをしてきました。

今年は、赤穂市立塩屋小学校および知的障がい者施設わかば園での講座を企画し、4班にわかれ、実際に実施させていただきました。

 

【平成25年1月15日(火)13:35~14:20】

◆赤穂市立塩屋小学校5年生対象『知って楽しい防災講座!』

小学校5年生の教室にて、地震がどのような仕組みで発生するのか、避難時に持ち出す非常用袋の中にどんなものが入っているのか、実物を見せながら説明しました。また、地震が起こったときにどんな行動をするのが良いか、イラストを使って説明したり、クイズ形式で生徒たちに考えてもらい、いざというときの備えを知ってもらうための講座を実施しました。

 

 

 

 

 

◆社会福祉法人緑樹福祉会わかば園の利用者様対象(大学内にて)

『みんなでカップケーキを作ろう』(大学内調理実習室)

知的障がいのある成人の方を対象に、普段なかなか一人では作りにくいカップケーキづくりをしました。まずは、緊張をほぐすためのアイスブレイクとして、簡単な手の運動をしました。参加者の方にわかりやすいよう工夫して作ったレシピ通りに作り、最後に試食しました。

 

 

 

 

 

【平成25年1月22日(火)13:35~14:20】

◆赤穂市立塩屋小学校5年生対象『楽しく学ぶ防災講座』(赤穂市立塩屋小学校)

小学校5年生の教室で、防災に関するクイズを出題して、地震などの災害が起こったときに何が必要か、どんな行動をするのが良いか、小学生自身で考えて理解するようにグループになって話し合いました。また、非常時に必要なものについて実物を見せながら説明するなど、防災について考えるきっかけとなる講座を実施しました。

 

 

 

 

◆社会福祉法人緑樹福祉会わかば園利用者様対象『役立つ健康講座』(わかば園)

 知的障がいのある方の多くが、運動不足による肥満症や高血圧などの健康上の問題を抱えていることが多いことに着目し、健康に過ごすための生活方法についてイラストを使って説明したり、誰にでもできる簡単なヨガ講座を実施。終了後はお茶会を開いて交流を図りました。

 

 

 

 

 

 

 

当日の司会や進行では至らない点も多々あり、参加された方や関係者の方にはご迷惑をおかけした部分があったかと思います。

 

講座を通して、学生たちは、地域のニーズをつかみ自分たちで企画運営すること、わかりやすく「伝える」こと、初対面の方とのコミュニケーション、臨機応変に対応することなどさまざまなことに気付き、残りの学生生活で学ばなければならないことが多々あると実感しました。

福祉講座の実施にあたり、ご協力いただきました塩屋小学校、わかば園、防災士の皆様に心より感謝申し上げます。