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プレスリリース

2016.12.05

兵庫県主催「障害者差別と人権問題を考える政策プレゼンテーション・コンテスト」で本学 社会福祉学部2年が最優秀賞を受賞しました


平成28年4月に施行された障害者差別解消法について、若年世代への同法の理解促進等を目的に、12月4日に兵庫県中央労働センターで、学識経験者による基調講演や学生による研究内容の発表を行う「障害者差別と人権問題を考える政策プレゼンテーション・コンテスト」(兵庫県主催)が開催されました。

関西福祉大学からは、社会福祉学部 社会福祉学科の2年生有志がエントリーし、最優秀賞候補として上記コンテストで研究内容の発表を行い、大学・院生等の部で最優秀賞を受賞しました。

社会福祉学部2年生有志のメンバーは、
 森﨑 あやね(社会福祉学科 医療福祉コース2年、兵庫県 佐用高校出身)
 平松 志歩 (社会福祉学科 医療福祉コース2年、岡山県 瀬戸高校出身)
 藪内 愛未 (社会福祉学科 社会福祉コース2年、兵庫県 太子高校出身)
 澁谷 一斗 (社会福祉学科 社会福祉コース2年、兵庫県 加古川南高校出身)
 指導教員:谷口 泰司(社会福祉学部 准教授)
の4名。

社会福祉学部2年生有志

メンバーが発表した研究テーマは、「“常識”が作り出してきた社会的障壁の解消に向けて」。
障害者基本法では社会的障壁として事物、制度、慣行、観念を例示しているが、これらは並列かつ独立関係にあるのではなく「観念」がその根底にあるのではないかという仮説のもと、児童期~青年期では身近な事例の検証、壮年期~高齢期では統計・文献等の分析により要因等の推定をし、障害者差別“解消”に向けた政策提言をするという内容になっています。

研究内容について、審査員の松井 明彦氏(東京大学大学院 経済学研究科・経済学部教授)より、
「自分たちの身近な“成人式”の問題について、自治体に訴えかける強い主張に胸を打たれた。また、そのことをバックアップする丁寧な調査が良かった。さらに政策提言にあった“場”を重視した施策の推進について、これは非常に大切な考え方であり、それを文献等を用いて示している点が素晴らしかった。内容を絞り込むとなお一層強い主張になるのではないか。」
と講評をいただきました。