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2018.05.14

【男子サッカー部】龍谷大学を下し、開幕から7連勝!


5月13日(日)に行われた7戦目の対戦相手は龍谷大学でした。
【男子サッカー部公式ブログサイトからの転載記事です】

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vs.龍谷大学(15:15キックオフ) 会場:姫路獨協大学

2-0(前半:0-0、後半:2-0)

【得点】比嘉、西尾

ハードな3連戦から一週間。疲労の蓄積も徐々に見られ、コンディションにばらつきを感じる準備期間でした。大雨の中で行なわれた試合は、ボールを保持しながらも効果的にゴールへ進入することができず、特に前半にカウンターでピンチを招くシーンがありました。その反省から後半はボールの動かし方や関わり方に変化を加えて2得点を奪い、相手のシュートも2本に抑える安定した守備で開幕7連勝を飾りました。

試合前に伝えようと考えていたことを、現地のピッチコンディションや天候を確認して変更しました。水を含んだピッチではボールが転がらずに止まってしまうことが多く、不用意なパスミスから崩れないようにルーズボールの処理について特に意識させました。また、対戦成績や今の順位で試合の入り方を変えないように、常に先手を取る準備をして個の威力によって相手を押さえつけること『制圧』を求めました。

前半、相手は保持者に激しくプレスをかけにくることはなく、どちらかというと持たせてくれる展開でした。しかし、止まってボールを受けることが多く、動きながらのプレーではない分だけ相手にとって非常に分かりやすい攻撃となっていました。保持者がいい状態で顔を上げているにも関わらず裏への飛び出しやマークを外すアクションはなく、欲しいのか欲しくないのかまったく分からない周囲の関わりでした。相手は長身のFWをターゲットにボールを集め、そこでためを作って全体を押し上げたりセカンドボールを拾ったりと、シンプルで徹底した戦い方を続けてきました。こちらの中盤ゾーンでの安易なボールロストが重なった時間帯ではカウンターでフィニッシュまで持ち込まれ、相手の狙い通りのチャンスを与えてしまいました。こちらも何度がチャンスをつくりましたが、全体的にボールを持たされて攻撃が手詰まりしたような内容で前半を終えます。

ハーフタイムでは、体を休めながら選手同士で話はするものの、改善策やどこを狙うかなどの明確な意見が非常に少なかったため、ここで何を伝えるかが今日の大きな仕事だと感じていました。特に凄いことを言った訳でもなく、単純にボールを引き出すアクション、受けるポイント、そして何よりもタイミングが悪すぎると述べました。そして、守備面では気をつけるべき選手と相手の狙いを理解してプレーするように指示しました。

後半は開始早々に訪れたファーストチャンスを比嘉が決め、相手の出鼻を挫くとこちらの動きが活発になります。攻撃に人数をかけながらもしっかりバランスをとり、シュートを打たせず主導権を握ります。相手はボールを奪いにくるのか自陣へ引き込むのかがはっきりせず、守備の連携がうまくとれない状況となります。そして後半20分、交代で出場した寺田の裏の抜け出しからGKと1対1の決定機をつくり、一度は防がれますがこぼれ球に素早く反応した西尾が6試合連続となるゴールを決めて追加点をあげます。その後は大深やデビュー戦となった松山など、サイド攻撃を中心に相手が出てきて空いたスペースをうまく利用してチャンスをつくり続けますが、得点したいチャンスをことごとく外してしまい、結局2-0のまま試合が終了しました。

今日は相手に攻撃する隙をほとんど与えず攻撃を繰り返した、という点においては切り替えスピードやバランスに問題はなかったと思います。しかし、チャンスを確実に決めようとし過ぎてシュートを打てるシーンで切り返したり味方へのパスを選択したりと、思い切りの良いプレーやピッチ状態を考慮したGKが嫌がるプレーは非常に少なかったです。ボールを大事にすることと、打てるシーンで打たないこととはまったく意味が変わってきます。シュート自体に得点の可能性があるからこそ切り返しやパスの選択が活きるてくるのであって、打たずに相手を騙そうとすることが非常にもったいないと感じました。シュートの精度だけでなく、理想のシュート体勢にもっていくコントロールの質にもまだまだ改善が必要です。

来週、再来週と上位チームとの対戦が続きます。どんな相手でもまずは自分たちのパフォーマンスを高めること、そして相手の強みを消すサッカーのかけひきを楽しんで試合を迎えたいと思います。
龍谷大学の皆さま、大雨にも関わらず応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。