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プレスリリース

2017.10.25

社会福祉学部 谷口ゼミ「最重度の障害があっても姫路城天守閣に登ろう」Project 


関西福祉大学はこの度、社会福祉学部2年の谷口泰司ゼミの学生が、最重度の身体障害(肢体不自由)で姫路城の天守閣へ登城を希望される方に対し、介助を駆使し、天守閣の最上階からの景色を楽しんでもらうプロジェクトを実施致します。このプロジェクトと同時に、登城を終えた観光客に対し、「世界遺産に小規模のリフトを設置することの是非」について、街頭アンケートを4ヶ国語にて実施し、一般の方々への障害者の社会参加と遺産についての価値観を探ります。

【 開催日程 】
■日 程  平成29年11日11日(土) 午後1時ごろ 登城開始(アンケート実施も同時刻)
■参加者  登城希望者:最重度の身体障害者 3名(長期間施設に入所されている方)
     支援スタッフ:登城支援班 16名(社会福祉学部2年生),技術指導 4名(施設職員、看護師)
     アンケート班 10名(社会福祉学部有志),その他 3名(大学教員・希望者の家族)

~活動の概要~ 世界遺産である姫路城では、天守閣のそばまでは車いすを使ってなんとかたどり着けるが、天守閣内は車いすの使用はできない(姫路城HPより)。観光施設となった現在でも、特定の障害がある場合には、登城が極めて難しい状況について、授業で問題提起したところ、「本当にダメなのか、検証してみよう」として登城に向けたプロジェクトが学生主体ではじまった。これらの活動は「コミュニティ・アワー」というフィールドワーク型の授業内での取り組みであり、社会福祉学部では、2年生の各ゼミでさまざまなワークを行い地域に向け発表している