大学からのお知らせ

在学生の方へ

2020.05.07

新型コロナウイルス禍における学生への緊急支援について


学生の皆さま
保護者の皆さま

新型コロナウイルス禍における学生への緊急支援について
(新型コロナウイルス感染症関連連絡)

 
平素は本学の教育・研究活動に多大なご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大は、国内外で社会に甚大な影響を及ぼし、多くの尊い命が失われ、多くの方が闘病を余儀なくされておられます。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、残されたご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。また、現在、闘病中の方々の1日も早い回復を願っております。また、命の最前線で医療を支えてくださっている医療従事者の皆様、社会生活のためにご尽力いただいている皆様に心より敬意を表し、感謝申し上げます。

本学でも緊急事態宣言の発令に伴う兵庫県からの要請を受け、学生の皆さんの安全と健康を最優先に考え、学生の構内への立入禁止の措置を取っています。一方で学生の皆さんには通常の学生生活が送れない中でも学ぶ機会が持てるよう、オンライン授業を4月20日より開始しております。学生の皆さん、保護者の皆様にはこれまでとは全く異なる授業形態にご協力いただくことになっておりますが、大学としてもさまざまな制約がある中で学生の皆さんが自身の目標を達成できるよう、教職員が一丸となり取り組んでおります。

しかし、感染拡大の影響による家計の急変やアルバイト収入の激減などで経済的な問題もあると思います。本学としましては、経済的な理由での退学者を出さないという強い信念をもって学生を支援するべく、校友会(同窓会)及び教育後援会(保護者会)にも多大なご協力をいただきながら、以下の4つの支援策を考えております。

「関西福祉大学新型コロナ感染症対策緊急支援給付金制度」
新型コロナウイルス感染拡大の影響による家計急変やアルバイト収入の激減により生活が困難になった学生を対象として1人あたり10万円の給付を行うものです。
ノートパソコンやWiFiルーターの無料貸出
オンライン授業実施の際に、パソコンやインターネット環境が十分でない学生に対し、学習環境を整えるためのものです。
学費等延納・分納制度の弾力的な運用
申請に基づき、前期学費等の最終納入期限を令和2年9月まで、後期学費等の最終納入期限を令和3年2月まで延長できるようにし、分納に関しても、分割回数や1回当たりの納入金額について、学生個々の事情に可能な限り配慮し、柔軟に対応するものです。
短期貸付金制度「汐風基金」の弾力的な運用
既存の短期貸付制度「汐風基金」(貸付上限額5万円)の返還期限を通常の貸付から1か月以内を令和3年2月まで延長するものです。

緊急事態宣言が今月末まで延長されましたが、この間も、オンライン授業を中心とする授業・教育活動の推進、学生の皆さんの不安や様々な課題の解消のためのゼミ担当教員による相談・助言などを積極的に実施して参ります。また、このような事態が1日も早く終息し、皆様が健康で安心して生活できる日々が訪れるよう、関係機関とも連携し対応してまいります。保証人・ご家族の皆様におかれましては、不安な日々を過ごされていると存じますが、学生の皆さんを支えていく所存ですので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

関西福祉大学
学長 加藤 明

 
 


 

新型コロナウイルス禍における学生への緊急支援概要

 
1.関西福祉大学 新型コロナウイルス感染症対策緊急支援給付金制度
  対 象:本学学生
  支援額:10万円/1名(一時金として支給)
  定 員:100名(最大)

 ※応募方法、給付時期等の詳細については、こちら

2.オンライン授業受講支援
 自宅・下宿先等でパソコンやインターネット環境が十分でなく、オンライン授業の受講が困難な学生に対して、
 ・学内のパソコン、インターネット環境の一部開放(緊急事態宣言が解除された場合)
 ・ノートパソコンの無料貸出
 ・WiFiルーターの無料貸出
 を行います。

 ※申請方法、貸出時期等の詳細については、こちら

3.学費等納入期限の延長と既存の支援制度
 学費の納入について、申請に基づき、最終期限を以下のとおり延長させていただきます。納付期限の延長及び分割納入をご希望の方は、延納及び分納の申請手続きをお願いします。
 令和2年度前期最終期限:令和2年9月30日(水)
 令和2年度後期最終期限:令和3年2月25日(木)※
 ※卒業年次生の後期学費納入期限は、令和3年2月12日(金)とさせていただきます。これは、卒業判定及び国家試験の係る成績証明の提出等が必要となるためですので、ご了承ください。
 分納に関しては、分納回数、1回当たりの納入金額の設定を学生個々の事情に応じて可能な限り柔軟に対応いたします。

4.汐風基金(短期無利子貸付金制度)の返還期限延長
 既存の制度「汐風基金」(貸付上限額5万円)について、本来は短期の貸付制度となり、貸付から1か月以内での返還としておりましたが、学生個々の事情に応じて、返還期限の延長を 以下のとおり運用いたします。
 貸付上限額:5万円
 返還期限:令和3年2月25日
   
 その他にも、校友会(同窓会)緊急奨学金制度(3・4年次生対象)、教育後援会(保護者会)緊急奨学金制度(1~3年次生対象)等の既存の支援制度も含め、学生の支援に全力で取り組んでまいります。

 なお、今年度からスタートした「高等教育の修学支援新制度(日本学生支援機構給付型奨学金+授業料減免)」の新規採用の申請期限が、6月30日(火)まで延長されております。また、家計が急変した場合の緊急採用は随時受付となっておりますので、学生支援課までお問い合わせください。

また、国や地方自治体などが行っている公的な支援制度もございますので、必要に応じて利用のご検討をお願いいたします。

<公的支援制度の一例>

・生活福祉資金貸付金(緊急小口貸付等の特例貸付・教育支援資金)
 お問い合わせ先:各自治体の社会福祉協議会
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html

・母子父子寡婦福祉貸付金(修学支度金・修学資金)【母子・父子・寡婦家庭の方】
 お問い合わせ先:お住まいの市福祉事務所、町役場福祉担当又は県健康福祉事務所
 http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/law/23.html

・自治体独自の奨学金や民間奨学金等(以下のリンクで一部検索できるものもあります)
 お問い合わせ先:各奨学金の実施団体
 https://www.jasso.go.jp/about/statistics/shogaku_dantaiseido/index.html

本学の実施する各制度・支援についてのお問い合わせ先
緊急支援給付金制度及び学費等納入期限の延長・既存の支援制度 学生支援課 gakusei@kusw.ac.jp
オンライン授業受講支援 教務課(教育システム担当) kyoumu@kusw.ac.jp

※兵庫県の緊急事態措置を受け、出勤する教職員数を削減しておりますので、お問い合わせはメールのみとさせていただいております。ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。