コラム

ジャージをカッコよく着こなす

 
私が学生の頃、スポーツを専攻している、あるいは体育会系クラブに所属している学生は常にジャージ(いわゆるスポーツウェアのこと)を身に纏い、日々の学生生活を過ごしていました。

同時に、よく先生に「ジャージを普段着のように着るのはだらしないから、授業や通学の時は私服を着なさい」と言われたものでした。

色々な価値観や好みがあるので、その意見はそれで良いのですが、「なぜジャージだとだらしないのか?」と私は疑問に思っていました。

スポーツに取り組む人たちにとって、ジャージは「制服」であり「勝負服」であり「正装」です。

そのジャージを着ている姿がだらしないと誰かの目に映るとしたら、スポーツを生業とする者としてはすごく悲しいことです。

もしも、ジャージ姿がだらしなく見えるのだとしたら、そのウェア自体がだらしないのではなく、着ている人や着方にだらしなさがあるのかもしれません。

日々トレーニングに勤しみ、技を磨き、スポーツに打ち込んでいる人には生命力や気力が漲り、どんな服を着ていても“様”になるような気がします。

そんな逞しいスポーツ人を一人でも多く輩出できるよう、学生に皆さんと毎日向き合っています。
そして、まずは自分が常に精悍なスポーツ人でいれるよう心掛けつつ、今日も“正装”である勝負服を着てグラウンドに立ちます。
 

この記事を書いた人
熊野 陽人
熊野 陽人 - くまの あきひと -

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