コラム

ジャージをカッコよく着こなす

 
私が学生の頃、スポーツを専攻している、あるいは体育会系クラブに所属している学生は常にジャージ(いわゆるスポーツウェアのこと)を身に纏い、日々の学生生活を過ごしていました。

同時に、よく先生に「ジャージを普段着のように着るのはだらしないから、授業や通学の時は私服を着なさい」と言われたものでした。

色々な価値観や好みがあるので、その意見はそれで良いのですが、「なぜジャージだとだらしないのか?」と私は疑問に思っていました。

スポーツに取り組む人たちにとって、ジャージは「制服」であり「勝負服」であり「正装」です。

そのジャージを着ている姿がだらしないと誰かの目に映るとしたら、スポーツを生業とする者としてはすごく悲しいことです。

もしも、ジャージ姿がだらしなく見えるのだとしたら、そのウェア自体がだらしないのではなく、着ている人や着方にだらしなさがあるのかもしれません。

日々トレーニングに勤しみ、技を磨き、スポーツに打ち込んでいる人には生命力や気力が漲り、どんな服を着ていても“様”になるような気がします。

そんな逞しいスポーツ人を一人でも多く輩出できるよう、学生に皆さんと毎日向き合っています。
そして、まずは自分が常に精悍なスポーツ人でいれるよう心掛けつつ、今日も“正装”である勝負服を着てグラウンドに立ちます。
 

この記事を書いた人
熊野 陽人
熊野 陽人 - くまの あきひと -

RELATED POST関連記事

  • 経験からの気づき ~すべての人があたりまえに暮らせる社会~
    大学院生のとき、重症心身障害者の施設でアルバイトをしていたことがあります。 時間に余裕があったので、障害程度が特に重い人たちの支援に精を出していました。 当時は心の底から「利用者のために」と思って支援 [...続きを読む]
  • 回顧録・人間関係の和で紡ぐ看護福祉
      新型コロナウイルスの影響で数多のイベントが中止になった。 本学で開催される予定だった第33回日本看護福祉学会学術大会もそのひとつである。 私が学会当局から正式に大会長の委嘱状を受け取った [...続きを読む]
  • 「講義のオンライン化」は「オンライン講義」か②
      さて、covid-19の影響を大いに受けた一年が終わりを迎えました。 訳もわからず突っ走ってきたオンライン講義でした。 この機会に少し立ち止まってふり返ってみたいと思います。 大学の講義 [...続きを読む]

LATEST POST最新の記事

  • 悩ましさに悩む①
      昨日の失敗を繰り返さない、今日の努力が明日の成功につながる。 子どもの頃によく聞いた言葉です。 しかし近年、「今この瞬間に着目する」「今を生きる」ことが注目され、それらは心理学の分野では [...続きを読む]
  • スポーツは安全第一
      楽しく、刺激的な身体活動であるスポーツは、様々なルールという制約の下、人間の精神力・身体能力の限界を競ったり、身体や道具を巧みに操る能力を競うことで成立しています。 スポーツをする立場、 [...続きを読む]
  • 適性は形成概念:あなたは向いている? それとも向いていない?
      看護にしても社会福祉にしても、その仕事に向いているか向いていないか、この適性の問題は大事ですよね。 ではどう捉えたらよいのでしょうか。 そもそも適性って、何なのか。 私の大学院修士課程時 [...続きを読む]
PAGE TOP