コラム

中村 剛の記事一覧

  • 尊厳教育とは何か?
      日本の経済成長と暮らしを支えるために原子力発電が必要と考えられています。 でも、原子力発電所付近の住民は、放射能に被曝する可能性に晒されています。 同様に、日本の安全保障のために沖縄に米 [...続きを読む]
  • ブレイクスルーを可能にする理念と使命―職場のマンネリを突破する力―
      社会福祉学部では、学生に身につけてもらいたい教養の力と専門性を『学士スタンダード』という100ページほどの冊子にまとめています。 これを学生に配布し、1年次のゼミのテキストとして使用して [...続きを読む]
  • 人間一人ひとりに、等しくある「尊厳」 ~「津久井やまゆり園」事件後のソーシャルワーク教育~
      2016年、神奈川県にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員が施設に侵入し、入所者19人を刺殺した事件が起きました。 犯行の動機は、「重度障がい者は生きている意味がない」、「意 [...続きを読む]
  • 生きること自体に対する不平等 ―人間平等を再考する―
      関西福祉大学の建学の精神の1つに「人間平等」があります。 これは、「人間は、一人ひとり違う。しかし、“大切な存在である”という意味(価値)においては平等である」ことを意味します。 そして [...続きを読む]
  • 大切なことをスケッチする⑨ ー学生たちが宿している知性と大学教育の基本ー
      授業の中で、時々、学生たちの素晴らしい知性や感性に感銘を受けることがあります。 その一例を紹介したいと思います。 実践的教養論という授業があります。 「実践的」な学びをするため、10月か [...続きを読む]
  • 「大切なこと」をスケッチする⑧ ―読書体験の可能性―
      全国大学生協連(東京)の昨年の調査によると、大学生の48%が、1日の読書時間は「ゼロ」と回答しています。 一方、多くの人が「読書は大切」と言います。 大切である理由は、突き詰めて言えば、 [...続きを読む]
  • 「大切なこと」をスケッチする⑦ ―違いの配慮と自尊心の尊重―
      「福は内、鬼は外」という言葉があります。 この言葉が示すように、日本には内=家庭、外=家庭の外、という区別があります。 これに対応するのが公私です。 「私」は私事、家庭などの内輪、「公」 [...続きを読む]
  • 「大切なこと」をスケッチする⑥―ALSとソーシャルワークの思想―
      7月24日(金)の新聞の一面に、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)女性に薬物投与、嘱託殺人容疑として医師2名逮捕」というニュースが報じられました。 女性のツイッターには「屈辱的で惨めな毎日が [...続きを読む]
  • 「大切なこと」をスケッチする⑤ ―難病の人に学ぶ―
      今年、授業の一環として難病患者の人へのソーシャルワークを学んでいます。 難病とは、 ① 発病の機構(原因)が明らかでない ② 治療方法が確立していない ③ 希少な疾患である ④ 長期の療 [...続きを読む]
  • 「大切なこと」をスケッチする④―負担は「迷惑」でなく「分かち合うもの」
    年を取り介護が必要になると、多くの人が「子どもには迷惑をかけたくない」と思うのではないでしょうか。 ここでは、介護の負担=迷惑と理解されています。 こうした捉え方に対する異議もあります。 その代表的な [...続きを読む]
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