30年前の願い:オリジナル応援ソングに込めた想いとは
辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、その人を癒やしてくれるもの、元気づけてくれるものに歌という音楽があるのではないでしょうか。
それはある方にとってはポップかもしれないしロックかもしれません。
また、ある方にとっては演歌かもしれないし民謡なのかもしれません。
いずれにせよ、コロナ禍が続く今日の世界においても、人はそれぞれ自分のための応援ソングを心に宿しているように思います。
どのような応援ソングならば自分の人生を頑張ることができるのでしょうか。
ここでは、私の場合を考えてみます。
手前味噌を並べるようですが、私自身は、ある心友の独奏を間近で拝聴したことをきっかけに、作詞作曲に興味をもつようになりました。
それは大学に入学したばかりの頃でしたので今から30年以上も前のことです。
もちろん、中学・高校時代も、さまざまなアーティストの影響を受けてきておりますが、この心友の存在がなかったならば、作詞作曲にここまで傾倒できなかったと思います。
また、人生そのものを果たして頑張ってこられたのであろうかと考えると、つくづく自信が持てなくなるのです。
当時、身近かつ間近な存在であった心友がいてくれたおかげで、私自身が誕生させることのできた曲目は数多あるのですが、その中から2つ紹介できればと思います。
1つめは、富山県社会福祉協議会広報誌『福祉とやま』2011年3月号に掲載されたことのある「心の何処かで」の抜粋版です。
2つめは、自身が一番のお気に入りである「Someday」す。
心の何処かで
(words and music : KAZUAKI TANIGAWA, 1990.12.24)
世界中の人達が おはようって交わせたら
毎日 明るい笑顔でおくれるよね
雨の日も風の日も
僕の喜び 僕の怒り 僕の哀しみ 僕の楽しみ
君の喜び 君の怒り 君の哀しみ 君の楽しみは何だろう
間違いばかりじゃない
正しいことばかりでもない
人生を投げちゃいけない
人生に意味を持とうぜ
Someday
(words and music : KAZUAKI TANIGAWA, 1991.5.2)
広く晴れわたる空 ゆっくり流れる雲
気持ちよさそうに 形を変えながら
そんなことを考えて ポツンと君は呟く
「あんな風に自由に生きたい」と
今はまだ失うもの何もないと思うなら
それは間違っているよ 自分を捨てないで
時が止まってしまうよ 夢中になってしまうよ
You Don’t Know 何も分からない
夢を追い掛けて Someday
昨日までの自分をちょっと振り返ってみるとイイサ
きっと頑張る 自分が浮かぶよ
夢をまだ諦めるには 早過ぎると君も思うだろう
苦しい時も 人生には必要さ
今はまだ失うもの 何もないと思ってる
君が見えないどこかで 誰かが叫んでる
愛が理解できないまま 夢を忘れることなんて
I Can’t Do 僕にはできない
夢はいつまでも My Life
(音質はよくありませんが、30年前の音声です。https://youtu.be/NRTA4BWFKeU)
これらオリジナル応援ソングに込めた想い、表現した詩のなかで、「世界中の人達が おはようって交わせたら/毎日 明るい笑顔でおくれるよね」とあります。
この想い、願いは、30年以上経った今日でもまだ実現はできていません。
けれども、いつかそうなることを願いながら日々を過ごすことが大事ではないでしょうか。
まさに「夢をまだ諦めるには 早すぎる」わけですし、「夢を追い掛けて」「夢はいつまでも My Life」ということなのです。
30年前の願い、いつの日にか誰の手にも世界平和な人生が訪れますように…。
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