コラム

日本で唯一!関福大の「スポーツ福祉学」とは?

 
従来、スポーツと福祉の関わり方と言えば、アダプテッドスポーツ、障がい者スポーツ(パラスポーツ)、リハビリテーション、介護予防、健康づくりという考え方・領域が主流でした。

いずれも、“全ての人に平等にスポーツの機会を”“全ての人にスポーツを有効活用する”という考え方が根本にあり、社会を豊かにする上でとても重要な営みです。

しかし、スポーツと福祉のコラボレーションはもっと多様性を持っており、スポーツを福祉の力に、福祉をスポーツの力にできる可能性は、もっと拡げることができるのでは?と考え、「スポーツ福祉学」という新たなコンセプトを作ることにしました。

“Sports based Well-being and Society”
の実現に向け、『スポーツやスポーツで培ったものをリソースとして、「誰かの、やりたいけど、できないこと」を支援する』をコンセプトに掲げ、スポーツの持つ力で「社会・地域の可能性・課題」を支援していきます。

既存のスポーツ福祉のコラボである「健康づくり・介護予防」「リハビリテーション・介助」「障がい者とスポーツ」という営みはもちろん、スポーツ科学分野の知見である「エビデンスベースドコーチング(科学的根拠に基づいたコーチング)」「リスクマネジメント」も範疇に含み、安全で効果的なスポーツを考えます。

また、スポーツ界へ福祉の価値観を融合し、現代の重要課題である「SOGIとスポーツ」「アスリートのライフデザイン」に取り組み、スポーツの側面から共生社会の実現を目指します。

さらに、福祉のツールとしてスポーツを活用し、「スポーツと社会・地域」の在り方を考えることや、「社会参加支援・疑似体験支援」といった活動を通し、スポーツに親しんできた人たちのパワーを多様な方法で社会に活かすことを目標とします。

以上のような取り組みを行う「スポーツ福祉学」を創り、2024年度4月より本学社会福祉学部の中に「スポーツ福祉専攻」が立ち上がります。

ぜひスポーツ福祉専攻で私たちと共に学び、『スポーツやスポーツで培ったものをリソースとして、「誰かの、やりたいけど、できないこと」を支援する』ことのできる人材を目指してください。

この記事を書いた人
熊野 陽人
熊野 陽人 - くまの あきひと -

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