コラム

谷口ゼミの活動等

ゼミは2・3・4年生を担当しています。

2年生のゼミは通称「コミュニティアワー」と呼ばれるもので、とにかく地域に出かけていく、そこで地域の課題を見つけ、どのように対応していくかを考えていくものです。

ここでは、3年前から「最重度の障害者の姫路城大天守登城支援」と、2年前から「重度心身障害児の手をただただ握る」活動を続けています。

姫路城の大天守登城支援ですが、姫路城の天守閣内は車いすの使用ができません。

そのことで、これまで「仕方ない」として諦めておられた方もいます。

活動では「仕方ないという言葉は大人や社会の便利な言い訳」に過ぎないとして、様々な工夫を凝らし、毎年、希望する方の登城を実現しています。

手を握る活動では、最重度の心身障害で意識もない子どもさんの手に学生がただただ手を添え、語り掛けるというものです。

医学的には全く無駄な行為です。

しかしながら、「無駄」ということと「だからやらなくていい」ということは別問題であること、この無駄の部分にこそ、私たちが忘れている何かがあるということを見つめようとするものです。

この記事を書いた人
谷口 泰司
谷口 泰司 - たにぐち たいじ -

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