コラム
谷口ゼミの実践領域
最近の活動では、
「障害者の高齢化に伴うさまざまな課題への対応」と
「障害者虐待に係る対応」
が中心となっています。
障害者の高齢化により、わが国の法制にはいくつもの狭間や課題があること、法制以上に私たち(特に年齢の高い層)の価値観・偏見が、障害者及びその家族の生活を厳しい状況に追い詰めている場合などが少なくありません。
介護保険法・障害者総合支援法をはじめ、完全無欠な法制度などありえません。
その隙間をいかに埋め、また、国の法制では対応が困難な部分について、地方自治体の制度や地域の力によりいかにして補完していくべきかについて、当事者の声に耳を傾けながら対応方法を検討しています。
障害者虐待についても同様であり、虐待を行った個人に原因を求めても何も解決しません。
個人をそのような状況に追いやった真の要因を明らかにし、長期的な取り組みを根気よく続けていくための方策について考えています。
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