コラム

カナダ バンクーバー研修記(後編)

後編は、研修プログラムについてご紹介したいと思います。

プログラムの柱は、
〇英語研修
〇福祉施設交流訪問・医療機関視察
〇デイケア(保育園)におけるボランティア
の3つでした。

英語研修は、キャンパス内では英語しか使えず、はじめは学生たちもコミュニケーションに戸惑っていたようでしたが、授業は楽しみながら学べるような工夫がされていました。

また、とても明るくお母さんのような温かさが溢れる先生のおかげで、次第に学生たちは身振り手振りを交えながら英語で伝えようとする姿が増え、笑顔も見られるようになっていたので、以前よりも英語への敷居が低くなったのではないかと感じました。
ちなみに昼食は、それぞれのホームステイ先のホストマザーが用意してくれたランチをおいしそうに食べていました。

高齢者福祉施設への交流訪問では、入居者に日本の歌を披露したり、折り紙を一緒に折ったりしながら穏やかな交流を図りました。医療機関の視察では病院、ウォークイン・クリニック、薬局を訪問しカナダの医療保険制度に触れ、学生たちは日本と比較しながら興味津々の様子でした。

そして、デイケアにおけるボランティアでは、遊びを中心とした施設や学習に力を入れた施設、さまざまな教育法を取り入れた施設など、それぞれ特色の異なるデイケアに分かれて子どもたちと過ごしました。言葉の壁だけでなく、海外でのボランティアは精神的な負担もあったことと思いますが、カナダの教育制度や教育に対する考え方に刺激を受けながら、大きなチャレンジをやり遂げてくれた学生たちはとても頼もしかったです。

今回私が感じたことは、「この経験をもっと多くの学生にしてほしい」ということです。

学生たちは海外を知ったことで、自分たちが暮らしている日本のことをまずはもっと理解することが大切なのではないかと話していました。

多様な考え方に触れる経験は、価値観に変化をもたらします。

その価値観の変化は、人生観にも繋がっていきます。

一度しかない人生、学生には心が揺さぶられるような経験をたくさんしてほしいと思っています。

この記事を書いた人
平林 恵美
平林 恵美 - ひらばやし えみ -

RELATED POST関連記事

  • 研究と福祉実践の共通点
      大学教員の仕事の一つに研究活動があります。 そして、大学生のみなさんも卒業論文に取り組まれます。 大学は研究機関であり、研究によって生まれる新しい発見や価値を発信する場所だと思っています [...続きを読む]
  • コロナ渦でも学生が頑張ったこと!その① ~「第9回子ども支援セミナー」の開催~
      昨年は新型コロナに翻弄された一年でした。 本学でも卒業式、入学式が中止になりました。 それだけではなく、大学はオンライン授業になりました。 大学内は学生立ち入りができずZoomでの授業に [...続きを読む]
  • 日本で唯一!関福大の「スポーツ福祉学」とは?
      従来、スポーツと福祉の関わり方と言えば、アダプテッドスポーツ、障がい者スポーツ(パラスポーツ)、リハビリテーション、介護予防、健康づくりという考え方・領域が主流でした。 いずれも、“全て [...続きを読む]

LATEST POST最新の記事

  • 日本で唯一!関福大の「スポーツ福祉学」とは?
      従来、スポーツと福祉の関わり方と言えば、アダプテッドスポーツ、障がい者スポーツ(パラスポーツ)、リハビリテーション、介護予防、健康づくりという考え方・領域が主流でした。 いずれも、“全て [...続きを読む]
  • なぜ社会福祉学部で政策やビジネスを学ぶのか
      タイトル、2024年4月から関西福祉学部社会福祉学部社会福祉学科では、新たに社会マネジメント専攻が立ち上がります。 「そうなんだー。」と納得される方もいるかと思いますが、多くの方が「なん [...続きを読む]
  • 本学伝統のコミュニティアワーのテーマに関する覚書(前編)
      関西福祉大学(の社会福祉学部社会福祉学科)が開学以来ずっと行ってきているユニークな教育プログラム、それが「コミュニティアワー」です。 教室を飛び出して、地域社会全体をフィールドに展開する [...続きを読む]