コラム

オンライン留学(前編)

皆さん、オンライン留学をご存じでしょうか。

日本にいながらマンツーマンで語学が学べたり、多様な国の学生と出会えたり、現地の方と交流することも可能な留学スタイルです。
一般財団法人海外留学推進協会によると、オンライン留学はすでに20年ほど前から世界的に普及していたそうですが、日本では、オンライン授業では十分な教育が受けられないのではないかと心配する声もあり、標準的な教育ツールではなかったようです。

以前、このコラムで海外研修(カナダ バンクーバー)についてご紹介しましたが、新型コロナウィルスの影響により、本学でも現地に出向いて人々と交流したり、海外の生活を体験したりする形の海外研修は中止せざるを得ない状況になりました。

そのような中で、海外に関心のある学生や英語に興味がある学生に対して何か提供できないかという思いから、本学でもオンライン留学を実施してみることになりました。そこで今回は、本学が実施した「オンライン留学プログラム」について、前編と後編に分けてご紹介したいと思います。

 このプログラムでは、国際感覚と異文化理解を学んだり、英語のコミュニケーションやディスカッションスキルを養ったり、現地の子どもたちとの交流を通して視野を広げ、自己発見を目指すことが目的でした。実施期間は5日間で、8名の学生が参加しました。

内容は、フィリピン人英語講師による日常英会話レッスン、バーチャルツアー(オンデマンド動画を通してフィリピンの文化や歴史について学び、リアルタイムの対面セッションで日本と世界を比較)、貧困問題を考える交流セッション(NGO代表の講話や貧困地域の子どもたちとの交流)、国際交流ディスカッションとSDGsチャレンジ学習(NGO代表の講話、子どもたちとの交流、フィリピンの文化や歴史の学びを踏まえて、貧困問題についてディスカッションし、解決策を探る時間)、プレゼンテーションチャレンジなどでした。

〔後編に続く〕

この記事を書いた人
平林 恵美
平林 恵美 - ひらばやし えみ -

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