コラム
「大切なこと」をスケッチする②―2度と戻らない美しい日
研究で疲れた時、音楽を聴きます。
お気に入りの1曲に小沢健二さんの「さよならなんて云えないよ(美しさ)」があります。
「青い空が輝く 太陽と海のあいだ」という詩的なフレーズからはじまり、他愛もないことで笑い合う若者の日常が謳われています。
その中に、「左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる 僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも」と、瞬間=永遠と思える時間を生きている情景を表す歌詞があります。
そしてその後に、「本当は分かっている 2度と戻らない美しい日にいると そして静かに心は離れてゆくと」と続きます。
日々、接している大学生たちは、「2度と戻らない美しい日」にいます。
そうしたことは、年を取ってから分かるものだと思いがちです。
でも、若い人たちはそのことを、心のどこかでは分かっているのでしょう。
そんなことを謳っている美しい歌詞・曲です。でも最近思います。
この歌詞のすごいところは、50歳を過ぎた今この時も「2度と戻らない美しい日」にいることを気づかせてくれるところにあるのではないか、と。
RELATED POST関連記事
-
2022/06/24 こども福祉コースいつマスクを外せるか~日本人の同調圧力を考える~Withコロナでどのように過ごすか 全世界で猛威を振舞うコロナ感染が始まって3年目にな... [...続きを読む]
LATEST POST最新の記事
-
2024/04/24 総合福祉コース本学伝統のコミュニティアワーのテーマに関する覚書(後編)本学が開学以来、毎年恒例となっているコミュニティアワー報告会の(対面でおこなわれた)2... [...続きを読む]
-
2024/03/03 スポーツ福祉専攻日本で唯一!関福大の「スポーツ福祉学」とは?従来、スポーツと福祉の関わり方と言えば、アダプテッドスポーツ、障がい者スポーツ(パラスポーツ)、リハ... [...続きを読む]
-
2024/02/09 社会マネジメント専攻なぜ社会福祉学部で政策やビジネスを学ぶのかタイトル、2024年4月から関西福祉学部社会福祉学部社会福祉学科では、新たに社会マネジメント専攻が立... [...続きを読む]