フレイル予防に良い食事とは?
この夏、社会福祉学部ソーシャルワーク実習で、「おうちでできるフレイル予防~高齢者の社会的孤立状態に対処するためのアイデア」というテーマで実習しました。
フレイルとは、健康状態と要介護状態の中間状態で、何もしないと要支援・要介護状態になってしまいます。
フレイル予防には、①栄養、②口腔、③運動、④社会参加の4つの要素が重要であるといわれています。
今日は、フレイル予防によい「栄養」面をご紹介したいと思います。
フレイルを防ぐために何を食べるかが大切です。主な栄養素の働きをみると、まず炭水化物は「運動したり、体を動かすエネルギーとなる」、たんぱく質は「筋肉や血を作る」、カルシウムは「丈夫な骨を作る」、ビタミンDは「骨や筋肉を強化する」などの作用があります。
たんぱく質は、筋肉をつくる栄養素であり、肉・魚・卵・大豆製品などに多く含まれています。
お肉や赤身の魚で多く摂ることが可能です。
しかし、栄養素は一つだけ摂っておけばよいということは決してなく、丈夫な骨を作るためには、カルシウムの他にビタミンDも必要となります。
例えば、骨そしょう症の予防には、大豆(カルシウム・タンパク質)+シイタケ(ビタミンD)といった具合です。
フレイル予防に適した食事の一品として、次のようなものもいかがでしょうか。
鮭とマッシュルームのホイル焼きです。
味付けは、ポン酢またはバターと塩・こしょうとし、アルミホイルでチンしてやくと、ほら、ほっくりとおいしいお料理の出来上がり!それに、納豆ご飯なども添えるとさらに良いでしょう。
栄養素を毎回一つ一つ完ぺきにすることは、義務感が出て大変になりますが、一品なにかをチョイ足しすることで、心も体も元気になり、フレイル予防にもつながります。皆さんもやってみてはいかがでしょうか。
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